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室長/戸沼 文子
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ごあいさつ
このたび当教室のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
新聞紙上では、相も変らず学校内のいじめや不登校、そして若年層の自殺が取り上げられ、家庭内では離婚や幼児虐待が後を絶ちません。また出社拒否やストレスによる心身症の増加、高齢化社会が抱える介護等、老若男女を問わず諸問題が蔓延しております。これらの問題に対処するためにも今ほどカウンセラーの育成が叫ばれている時代はありません。 |
平成2年に応用心理学教室を開設して以来、応用心理カウンセラーの育成に努めて参りました。その間に、医療関係者や教育関係者、そして福祉関係者など多くの方々がカウンセラーの資格を取得されています。当教室では様々な問題に対し、「精神分析的カウンセリング」を中心に学んでいきます。例えば、同じような問題を繰り返して起こす人や対人関係で何度も失敗する人は、根本にある原因が解決しない場合に別の形で問題を繰り返すことがあります。この場合のように、何故そうなったのかという要因を幼少時にまで遡り自分でも忘れてしまっている根の深い部分から改善していく方法が精神分析的カウンセリングです。胎教に始まり、性格形成の成り立ちや、父の役割、母の役割、問題発生の要因など、様々な問題を掘り下げて学びます。
また当教室は、折衷主義の立場をとっていますので、一つの理論にとらわれることなく、相談者ひとり一人に合わせた対応を学んでいきますので、来談者中心療法、行動療法、ゲシュタルト療法、論理療法、など様々な理論が学べます。
なお、授業や年3回行なわれる研修の中には心理療法として、コラージュ療法や箱庭療法を取り入れていますので、実際にコラージュや箱庭をつくりながら自己洞察を深めるとともに、カウンセラーとしての資質を高めることも可能です。
カウンセラーの人間性を最も大切なものとして、その育成に力を注いでいる当教室に、一人でも多くの方が学ばれ、広く職場や生活のなかで役立てていただけることを切に願っております。
入学は4月と10月の2回です(通信教育は随時受付)。途中入学者はテープによる自宅学習でそれまでの授業を補うことが可能です。パンフレットを同封させていただきますので、ご覧頂ければ幸いに存じます。
末筆ではございますが、HPをご覧頂いた皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 |
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